トウカイエール（2000年生、母トウカイパステル）
Tokai Yell
2000.05.21
トウカイエール（2000年5月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋声援」。毛色は青毛。種牡馬のソウルオブザマター（当時9歳）と交配したトウカイパステルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）びらとり牧場。戦績は、中央平地36戦5勝2着3回、中央障害5戦0勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2006年の関ケ原ステークス(1600万下)。
経歴
デビュー前
田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2002年）
9月8日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。
9月28日、中2週で迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。
10月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。
11月24日、中4週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。
3歳（2003年）
8月15日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のダニエルジェードに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
9月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のエメラルホワイトに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
4歳（2004年）
1月18日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。
1月25日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。
2月14日、中2週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。
3月20日、中4週で迎えた10戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったエローグに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。
4月18日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の桜木特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、メイショウアカシに半馬身交わされて2着となった。
5月16日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（3戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。
10月24日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。
11月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。
12月12日、中3週で迎えた15戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。
5歳（2005年）
7月24日、約7か月半の休み明けで迎えた16戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。
8月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したリキアイサイレンスを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。
9月4日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。
9月17日、中1週で迎えた19戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のストロングパイソンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
10月16日、中3週で迎えた20戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2300m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のシルクダッシュに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
11月12日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。
12月24日、中5週で迎えた22戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。
6歳（2006年）
1月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチョウサンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。
1月28日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。
3月26日、中7週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。
4月8日、中1週で迎えた26戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリキアイサイレンスを3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。
4月23日、中1週で迎えた27戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメトロポリタンステークス（東京芝2400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。
5月6日、中1週で迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。
6月3日、中3週で迎えた29戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のジョウノビクトリアに2馬身半の差をつけて7勝目を獲得した。
10月15日、約4か月半の休養明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。
10月28日、中1週で迎えた31戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。
11月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。
12月23日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。
7歳（2007年）
12月8日、約11か月半の休み明けで迎えた34戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。
12月22日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。
8歳（2008年）
1月20日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。
3月16日、中7週で迎えた37戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。
6月22日、約3か月半の休み明けで迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。
11月8日、約4か月半の休養明けで迎えた39戦目は、カタール賞（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンメイリゲルから9馬身差の2着となった。
11月29日、中2週で迎えた40戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
9歳（2009年）
1月31日、中8週で迎えた41戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。
11月15日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた42戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に終わった。
10歳（2010年）
1月17日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた43戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。5着に終わった。