ワンダーデヒア（2003年生、母ティーブレーク）

ワンダーデヒア（2003年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名」。毛色は栗毛。種牡馬のデヒア（当時12歳）と交配したティーブレークが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2007年のノブ田中生誕40周年記念(一般C)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山本信行によって577.5万円で落札された。

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

8月5日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

10月21日、中6週で迎えた3戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4歳（2007年）

2月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C17（荒尾ダート1300m 小雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のライズインフェイムに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月28日、中9週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、一般C15（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスターペストシコに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月28日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、ノブ田中生誕40周年記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサチノエンプレスに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月13日、中6週で迎えた7戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。