スターサンシャイン（1986年生、母ミスシラオキ）

スターサンシャイン（1986年4月18日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンシヤインボーイ（当時12歳）と交配したミスシラオキが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大成牧場。戦績は、中央平地7戦4勝。1989年の毎日杯(G3)に勝利した他、1989年の京都4歳特別(G3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村覚之助厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

10月8日、デビュー戦は岡冨俊一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイティノーザンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1989年）

1月22日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳400万下の寒梅賞（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンリュウオウに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアオミキャップに1馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を手に入れた。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（4戦3勝）。20頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを19番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（5戦3勝）。17頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオースミシャダイに1馬身1/4の差をつけて2つ目の重賞タイトルを手に入れた。