キタサンライザー（2022年生、母キタサンベッキー）

キタサンライザー（2022年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+上昇者」。毛色は鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時10歳）と交配したキタサンベッキーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は米田牧場。主な勝ち鞍は2025年の金沢競馬大雨災害復興支援。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2025年）

4月20日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた2戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月2日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金沢競馬大雨災害復興支援（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアミラジオネに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月5日、中4週で迎えた7戦目は、馬い!淡路イザナミ玉ねぎ記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフェイスクマエに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。