タガノパナメーラ（2007年生、母サザンシルフィード）

タガノパナメーラ（2007年5月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋車名」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したサザンシルフィードが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、地方9戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、八木良司によって1,050万円で落札された。

国沢利照厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2009年）

11月23日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は499kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月3日、中0週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒロノジャクソンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

3歳（2010年）

2月16日、中8週で迎えた4戦目は、3歳戦のステップアップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

7月15日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、マスタープライドに交わされて2馬身差の2着となった。

7月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のカグヤに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月16日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2011年）

5月5日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のケイウンルビーに3馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。