ヤマニンロージー（1998年生、母ヤマニンシャープ）

ヤマニンロージー（1998年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時23歳）と交配したヤマニンシャープが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地26戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月7日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、4着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月25日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田高宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアワーデライトに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で嶋田高宏騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

9月30日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下の銚子特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田高宏騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4歳（2002年）

5月11日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月29日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

8月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田高宏騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田高宏騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、井西泰政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

10月20日、中6週で迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（11戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ニシノカグヤヒメに交わされて1馬身差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（12戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のミホフレミントンに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

12月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（13戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したコンゴウピリカを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2003年）

3月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田高宏騎手（14戦2勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、4着に入った。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田高宏騎手（15戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた20戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネムーンライトをクビ差振り切って勝利をモノにする

4月26日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた22戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

8月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた25戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月12日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。