ユメミルユメコ（2017年生、母キャニオンドリーム）

ユメミルユメコ（2017年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夢を見る女の子。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時8歳）と交配したキャニオンドリームが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は荻伏三好フアーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ビッグレッドファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって97.2万円で落札された。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月21日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

12月15日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

12月28日、中1週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3歳（2020年）

2月16日、中6週で迎えた5戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月9日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

8月23日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月6日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホトダニーをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月3日、中3週で迎えた11戦目は、新田真剣佑さんがJBCを応援賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた12戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2六七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた14戦目は、ハツシバオー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2021年）

3月10日、中9週で迎えた15戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったコーゲンゲッカに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で千田洋騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1 C2（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田洋騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったラヴィッシュに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のボスアンルーリーに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月6日、中2週で迎えた22戦目は、1989 馬場内レストゾーンオープン賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のみなみのうお座特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月25日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、蛇崩川賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

2022年2月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。