ロッテンマイヤー（2013年生、母アーデルハイト）

ロッテンマイヤー（2013年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「小説の登場人物名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時15歳）と交配したアーデルハイトが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回。2016年のクイーンカップ(牝G3)で3着に入った他、2016年の忘れな草賞(オープン牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月10日、デビュー戦はS.フォーリー騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のミッキーディナシーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月13日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でS.フォーリー騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

4月10日、中7週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のペプチドサプルを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

5月22日、中5週で迎えた4戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

7月31日、中9週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2017年）

11月11日、約15か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

5歳（2018年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったドゥーカにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

2月24日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月7日、中5週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

9月29日、中9週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウカズヒメに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月17日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のガゼボに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

6歳（2019年）

3月9日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。