ワンバン（1989年生、母ヒロノタイフウ）

経歴

デビュー前

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

7月20日、デビュー戦は栗田伸一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3歳（1992年）

2月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗田伸一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月15日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗田伸一騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトシワイズに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で栗田伸一騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、カガミセンカに交わされて3馬身差の2着となった。

4月19日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で栗田伸一騎手（5戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で栗田伸一騎手（6戦1勝）。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下の露草賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で栗田伸一騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（1993年）

4月24日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で栗田伸一騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で栗田伸一騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のツジスーパースターをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

6月5日、中2週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月3日、中3週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、トモエサーペンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

5歳（1994年）

5月8日、約10か月半の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は栗田伸一騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた14戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のキョウワジュエリーに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月20日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大通り特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた16戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の檜山特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

6歳（1995年）

1月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は栗田伸一騎手（11戦2勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（12戦2勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は栗田伸一騎手（13戦2勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（14戦2勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。