タニノヒーロー（2017年生、母ラブイズミラクル）

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷口牧場から「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉県馬主会本城によって594万円で落札された。

坂本昇厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2019年）

11月1日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のユーカリデビュー（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は498kg。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた2戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のエラボレートをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

3月30日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳戦の「ですのっと」にゆりねの名前を書くですの（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月20日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月29日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、畜産女性いきいきネットワーク埼玉会長賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヒゲクレイジーをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（2021年）

6月24日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた8戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスルーザリミッツを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

5歳（2022年）

6月23日、約12か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。