チームドラゴン（2006年生、母コスモバレンシア）

チームドラゴン（2006年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時14歳）と交配したコスモバレンシアが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、地方15戦6勝2着4回。2009年のニューイヤーカップ(S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山浦武厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2008年）

6月13日、デビュー戦は山田信大騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は456kg。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて抜け出し、最後は2着のマスターズチョイスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月18日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のジュピタープリンスに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月27日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のシーサイドスター特別（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、テイケイドラゴンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のジュメイラビーチカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフレンチマリーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のベイサイドスター特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月14日、中4週で迎えた6戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月11日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のフレッシュフェブラリー特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリューベックを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

4月1日、中6週で迎えた8戦目は、3歳戦の竹筍特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のテンシノオクリモノに2馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

5月6日、中4週で迎えた9戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた10戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月28日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（9戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた12戦目は、神楽月特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったコアレスガバナーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月10日、中2週で迎えた13戦目は、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったナイキマドリードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月8日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の端月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（12戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスーパーミッションを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月29日、約9か月の休養明けで迎えた15戦目は、セプテンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（13戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキョウエイナゲットをクビ差振り切って久々の実戦を物にした。