エイシンプロング（2014年生、母エイシンチーター）

エイシンプロング（2014年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋動物名プロングホーンより」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンアポロン（当時7歳）と交配したエイシンチーターが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

10月2日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は418kg。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3歳（2017年）

4月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

7月5日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、栄進堂祝50周年記念だよ（園田ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったソフィアブラッキーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中3週で迎えた8戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアマゴワクチンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月21日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

4歳（2018年）

1月3日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた14戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリーディングタイムに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月12日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月8日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で藤田凌騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月26日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で藤田凌騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

6月5日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた22戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るロマンチックフェスを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手にした。

7月22日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月18日、中1週で迎えた25戦目は、てんびん座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったデルマコイシグレに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中5週で迎えた27戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。