トーアリョウゼン（1997年生、母ミスマーテイニツク）

トーアリョウゼン（1997年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時21歳）と交配したミスマーテイニツクが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、地方19戦2勝。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月26日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4月16日、中2週で迎えた4戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたティエッチマンボ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフサイチスペシャルに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月11日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は大西直宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

11月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

12月2日、中1週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた9戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

12月17日、中1週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

4歳（2001年）

1月13日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のジーガーストームに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

1月29日、中1週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

7月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた17戦目は、オープス中郷開設8周年記念（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた19戦目は、’01フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月8日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5歳（2002年）

1月20日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月3日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた24戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の岳特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた26戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

11月3日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般B3五（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた28戦目は、國平幸一騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1190m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

6歳（2003年）

3月19日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた30戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた32戦目は、たて座特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1三（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

7月22日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、深野塁騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた35戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1二ア（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニチジュウフェローをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた36戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、花氷特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

8月31日、中0週で迎えた37戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、いわし雲特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた38戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の爽秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた39戦目は、狭山湖特別（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は深野塁騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のバトルタミーノに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月29日、中1週で迎えた40戦目は、青海波特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で深野塁騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月17日、中6週で迎えた41戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

7歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた42戦目は、初日の出特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。