ビービートルネード（2003年生、母ノースハッピー）

ビービートルネード（2003年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋竜巻」。毛色は芦毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時11歳）と交配したノースハッピーが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）加納牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方19戦6勝2着3回。2006年の東京ダービー(地方重賞)に勝利した他、2007年の報知オールスターカップ(地方重賞)を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

7月21日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスペクタクルダンスから1馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中3週で迎えた2戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた4戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた5戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイーツカレントから3馬身差の2着となった。

12月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシナノシャンハイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2006年）

1月26日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヒカリワーネリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のフェブラリーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた9戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインアタック特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のマーチフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた11戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダイヤモンドフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の菖蒲特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンディボーイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のハナミズキ特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロイバーエクセルに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトキノシャンハイをクビ差振り切って4勝目を収める

9月27日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（5戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のステップクローザーに8馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月3日、中4週で迎えた16戦目は、G1のJBCクラシック（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（6戦4勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた17戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、G2の彩の国浦和記念（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4歳（2007年）

1月3日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジルハーに1馬身半の差をつけて6勝目を収める

1月31日、中3週で迎えた19戦目は、Jpn1の川崎記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（8戦5勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた20戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた21戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、G2の日経賞（中山芝2500m 小雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。