ノボビッグワン（1998年生、母ピンクノワンピース）

ノボビッグワン（1998年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時17歳）と交配したピンクノワンピースが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）伏木田牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伏木田牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、池ばたによって630万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月15日、デビュー戦はF.サンチェス騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

10月29日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタッチインザダークをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2001年）

3月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

4月21日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

6月2日、連闘で迎えた7戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4歳（2002年）

4月7日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアルハンブラパレスに2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

5月12日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったチョウカイリョウガにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

8月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2003年）

11月9日、約15か月半の休養明けで迎えた12戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、安達光浩レースコーラーカップ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。