シンエイプロスパー（2004年生、母スリーピーラグーン）

シンエイプロスパー（2004年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時17歳）と交配したスリーピーラグーンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松栄牧場。戦績は、地方13戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年のナナカマド特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松栄牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、松栄牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山口正行によって105万円で落札された。

荒山義則厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2006年）

7月18日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 雨/不良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハッピータイザンに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月29日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のキャリーアップ 1400（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロイヤルマイウエーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のセカンドトライ（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーコーミザールに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

3歳（2007年）

7月27日、約8か月の休み明けで馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた5戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の朝顔特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したインベストホープを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

9月25日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦の萩特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったトロンハイムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の御成特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマークオブプリンスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のさざんか特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のナナカマド特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のジルハングアップをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2008年）

7月18日、約8か月半の休養明けで迎えた11戦目は、一般C1四 C2一（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた12戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた13戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。