カツコ（2018年生、母ギンザヴィクトリア）

カツコ（2018年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『勝つ』と『喝』をかけて、女の子なので」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時12歳）と交配したギンザヴィクトリアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月31日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

12月12日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のノースザワールドに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

5月15日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はロードラスターと並んで5着同着となった。

7月16日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの都井岬特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月21日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた6戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

2022年10月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。