タガノバイヨン（2004年生、母シャラニヤ）

タガノバイヨン（2004年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋カンボジアのアンコール遺跡を形成する寺院跡」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時12歳）と交配したシャラニヤが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年の一般C3-3。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月24日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5月12日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

8月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月21日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したパープルパンチを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

10月29日、連闘で迎えた7戦目は、一般C4-4（金沢ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた8戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般C5-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーランボーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C5-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3-10（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサイレントルドルフを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

12月22日、連闘で迎えた12戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、能登ワイン杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月31日、連闘で迎えた15戦目は、志賀の郷杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカミノクレスピンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月6日、連闘で迎えた16戦目は、高松将軍と美香姫ご結婚記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクミッドナイトを捕まえ切れず、約14馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-3（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、リゲル特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月11日、連闘で迎えた19戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、耕輔&由紀恵結婚333日杯（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスズシンガーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-3（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（6戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るラッキーチカラオーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月29日、中2週で迎えた22戦目は、シリウス特別（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は桑野等騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーミプラネットを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた25戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた27戦目は、小川テンテン杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（11戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったカミタカジョーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月5日、中1週で迎えた28戦目は、金沢望郷歌杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（12戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は粂川京利騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で粂川京利騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた31戦目は、みかんカップ（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（13戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月14日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は粂川京利騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は桑野等騎手（14戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5歳（2009年）

1月5日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2-4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（15戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月7日、約3か月の休養明けで迎えた36戦目は、一般B4-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。