テイエムファイター（1990年生、母レインボーペール）

テイエムファイター（1990年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時13歳）と交配したレインボーペールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前川善昭。戦績は、中央平地30戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年の松川浦特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月7日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた3戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したネオフライトを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

4月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を5馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた6戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったマチカネデカルトを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

6月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、イブキイチモンジに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田所秀孝騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田所秀孝騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（1994年）

8月6日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、最後はホームスチールと並んで4着同着となった。

8月14日、連闘で迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

9月3日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヤングムテキに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（1995年）

4月23日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6月11日、中6週で迎えた18戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマチカネシンセカイに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月17日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、エバービクトリーに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月16日、中3週で迎えた20戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の宗谷特別（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタヤススプリングに5馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

11月25日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊明特別（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

12月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の北摂特別（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

6歳（1996年）

6月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた29戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って4着に終わった。

7歳（1997年）

2月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。