ゴッドコマンダー（1995年生、母ゴッドトムボーイ）

ゴッドコマンダー（1995年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時5歳）と交配したゴッドトムボーイが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森永聡。戦績は、中央平地30戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月13日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は420kg。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ソウルマックスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月3日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のマルサンミッキーをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

8月31日、中3週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3歳（1998年）

2月14日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた5戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の雪割草特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた6戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。17頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月19日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

4歳（1999年）

1月17日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のオルカインパルスをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の丹波特別（阪神芝1600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の乗鞍特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月10日、中1週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月24日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月23日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月18日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るワカサウルフを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

9月4日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた25戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた27戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた28戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月18日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。