グランベルナデット（2020年生、母ラブリーベルナデット）

グランベルナデット（2020年2月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「偉大な、高貴な(仏)+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時10歳）と交配したラブリーベルナデットが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の忘れな草賞(オープン牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月26日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のモリーダーリンに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2023年）

2月11日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月9日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミッキーツインクルを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月9日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦2勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく15着に敗れた。

12月24日、中9週で迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2024年）

1月20日、中3週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のヘッズオアテールズに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

4月20日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。