エンゼルマッハ（1999年生、母オツクスエンゼル）

エンゼルマッハ（1999年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名＋速い」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時9歳）と交配したオツクスエンゼルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は渡邉光典。戦績は、地方22戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年の一般C1五六。

経歴

デビュー前

赤間清松厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

4月12日、デビュー戦は鈴木啓之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 曇/重）に出走。馬体重は538kg。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したグラミーフォンテンに半馬身届かず2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

9月26日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るティンバータイガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月30日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で鈴木啓之騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキンセイジュビリーを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

11月21日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳戦の野菊特別（大井ダート1690m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で鈴木啓之騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1九十（大井ダート1590m 内回り雪/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木啓之騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1十（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木啓之騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた11戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、渋谷区特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったフジミフィレンツェに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月1日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1六七八（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（10戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったニンブルランサーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月19日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（11戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のケイアイテンリュウに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

4月25日、中5週で迎えた15戦目は、かんむり座特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（13戦3勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に敗れた。

7月7日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、彦星特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（14戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7月29日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、盛夏特別（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（15戦3勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったエビスローズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月9日、中5週で迎えた18戦目は、重陽特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木啓之騎手（16戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた19戦目は、レミニス賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木啓之騎手（17戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた20戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木啓之騎手（18戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

11月1日、中0週で迎えた21戦目は、錦秋賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木啓之騎手（19戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったストームスウィープに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中3週で迎えた22戦目は、晩秋賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木啓之騎手（20戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。