フェアリートゥリー（2007年生、母リアルファンシー）

フェアリートゥリー（2007年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「妖精の宿る木」。毛色は栗毛。種牡馬のアルカセット（当時7歳）と交配したリアルファンシーが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月26日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中2週で迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月7日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月27日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月23日、約8か月の休養明けで迎えた6戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

4歳（2011年）

1月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランデメディコを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。