ピースオブザライフ（2020年生、母サンキューアスク）

ピースオブザライフ（2020年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「生活の平安」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時8歳）と交配したサンキューアスクが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（株）ASK STUD。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月11日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたオープンファイア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2023年）

1月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

4月30日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月16日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のレッドマジックをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

12月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

4歳（2024年）

1月20日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

3月17日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた11戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサルサディーバを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月20日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るアウロスを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて制した。

4月27日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの三条ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのポプラステークス（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月6日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのトルマリンステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサトノアイオライトに1馬身1/4の差をつけて制した。

11月10日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は団野大成騎手（4戦2勝）。17頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。