イッテツランチャー（1992年生、母サボールランチャー）

イッテツランチャー（1992年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビゼンニシキ（当時11歳）と交配したサボールランチャーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害2戦1勝。主な勝ち鞍は1996年の障害5歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

梶与四松厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

2月25日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は530kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた3戦目は、4歳新馬（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月8日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、菊川正達騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月20日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

11月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、平目孝志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で平目孝志騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

4歳（1996年）

1月28日、中9週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカネアイカに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。