マルシゲパワー（1985年生、母テツノシルバー）

Marushige Power

1985.03.31

マルシゲパワー（1985年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のモンテプリンス（当時8歳）と交配したテツノシルバーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東 政清。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

12月12日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

3歳（1988年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

3月12日、中8週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったバンブーオアシスにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

6月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったブライダルナイトにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンライズスマートを異次元の末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

11月13日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の霊山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

12月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4歳（1989年）

5月7日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟芝2000m 外回り 小雨/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイテングイブキを上がり3位の末脚でハナ差だけ差し切って久方ぶりの実戦を物にした。

5月27日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。