スマートカナートス（2021年生、母デアリングワールド）

スマートカナートス（2021年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシア神話に登場する泉の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時11歳）と交配したデアリングワールドが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

11月5日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー京都（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

3歳（2024年）

3月16日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

6月27日、中8週で迎えた5戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のそよぐ恵みの風ゼファー記念（園田ダート820m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったアニマルボスに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のペレストリーナを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月19日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小谷周平騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2025年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小谷周平騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小谷周平騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた12戦目は、干しだこダッシュ（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小谷周平騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

4月22日、中8週で迎えた13戦目は、不撓不屈ダッシュ（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小谷周平騎手（8戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のジョイブラックを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、もも☆来場記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小谷周平騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小谷周平騎手（10戦2勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小谷周平騎手（11戦2勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた17戦目は、小野アルプス7ハロン（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で小谷周平騎手（12戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で小谷周平騎手（13戦2勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、ワンダーグァルネリに交わされて7馬身差の2着となった。

9月24日、中7週で迎えた19戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、竜山7ハロン（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサウンドペガサスに7馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

10月17日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小谷周平騎手（14戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。