アルヴァレス（2021年生、母ディアバビアナ）

アルヴァレス（2021年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白亜紀後期に生息した小型恐竜アルヴァレスサウルスから」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のBeach Patrol（当時8歳）と交配したディアバビアナが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。主な勝ち鞍は2024年の緑と清流のまちときがわ賞(一般C2五六)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ディアレストクラブから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって572万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

1月8日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー京都（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

3月16日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4月21日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林勝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたシンメルーブス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

7月28日、中6週で迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、5着を確保した。

8月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月22日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、緑と清流のまちときがわ賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノクターナルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月20日、中3週で迎えた10戦目は、埼玉県養鶏協会長賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったアムレートに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中4週で迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のポインセチア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウルトラワールドに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2025年）

2月22日、中8週で迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。