セントクロシオ（1991年生、母ニシノアート）

セントクロシオ（1991年6月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスカラマンガ（当時9歳）と交配したニシノアートが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着4回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

佐藤征助厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月31日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

2月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったニッポーストロングにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた5戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

8月14日、中5週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトカチテイオーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るスロクスサノオを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

9月18日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

4歳（1995年）

8月6日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた11戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したタヤステンバオーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月2日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したマイネルフェイムを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（1996年）

1月13日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったドウカンキリコに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦0勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナカヤマラプソディを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

9月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、小笠原義巳騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた24戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた25戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は三野宮通騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。