レナソニック（2008年生、母ウィーアワーズ）

レナソニック（2008年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋音速の」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時16歳）と交配したウィーアワーズが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方2戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田宗将から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって315万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、平澤創によって1,102.5万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月26日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた3戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

9月20日、中6週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

11月1日、中3週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

3歳（2011年）

1月11日、中6週で迎えた8戦目は、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、モリトラヴに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月10日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のツインファイター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、シンワハーツクライに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月24日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。