ユートサイクル（1986年生、母フジノタカヒメ）

ユートサイクル（1986年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメダル（当時17歳）と交配したフジノタカヒメが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は久井牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回、地方2戦0勝。1988年のフェニックス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

7月17日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のナムラオリンポスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月21日、中2週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったダンデイアポロに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた4戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

11月5日、中8週で迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月27日、中2週で迎えた6戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下のカトレア賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3歳（1989年）

9月17日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の二本松特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4歳（1990年）

5月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた9戦目は、矢菅清志騎手を鞍上に迎えて、一般A2 B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた10戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢菅清志騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。