ハクサンミニョン（2020年生、母ハクサンエルモ）

ハクサンミニョン（2020年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+かわいい(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルポート（当時15歳）と交配したハクサンエルモが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。主な勝ち鞍は2023年のジュライフラワー賞(C1以下牝)。

経歴

デビュー前

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月15日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、6着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

5月14日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月5日、中6週で迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のジュライフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のデイアンドナイトをハナ差振り切って初白星を挙げた。

12月3日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4歳（2024年）

2月4日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月7日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた10戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

9月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

11月7日、中6週で迎えた12戦目は、馬籠宿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた13戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピボットに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオニジオオタニに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2025年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のディアモミノルに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、寒中特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のウインライズに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月11日、中3週で迎えた17戦目は、仲春特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた18戦目は、ホワイトチョコレート特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた19戦目は、春疾風特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤聡一騎手（6戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイージスバローズに1馬身半の差をつけて優勝

4月25日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、鰆特別（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤聡一騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

5月8日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた21戦目は、尾張旭特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で加藤聡一騎手（8戦5勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた22戦目は、田原特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で加藤聡一騎手（9戦5勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のツキシロに1馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた23戦目は、アヤメ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で加藤聡一騎手（10戦6勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、紅バラ特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で加藤聡一騎手（11戦6勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた25戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、琉金特別（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた26戦目は、鰻特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（12戦6勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた27戦目は、葉月昇竜戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（13戦6勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月29日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、カマス特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた29戦目は、鱸特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（14戦6勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた30戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。