フォックストレル（2003年生、母ミハタスカーレット）

フォックストレル（2003年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「性的魅力のある若い女性」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時11歳）と交配したミハタスカーレットが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本直弘。戦績は、中央平地8戦0勝、地方22戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の楽天競馬特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月12日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6月18日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた9戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のデネブ特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のベテルギウス特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2007年）

8月29日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた11戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般D3-2（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月18日、連闘で迎えた13戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D3-2（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般D3-1（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のクラダイナーに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月23日、中2週で迎えた15戦目は、一般D2-1（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るデヒアビートを上がり1位の末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

11月1日、連闘で迎えた16戦目は、夕やけジャーナル賞（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は小国博行騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレッグスリズムに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2008年）

4月30日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、発寒特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた18戦目は、スーパースクランブル特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた19戦目は、カペラ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサクランボに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

6月11日、中1週で迎えた20戦目は、アドマイヤドン賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のパレスソルジャーに5馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

7月10日、中3週で迎えた21戦目は、楽天競馬特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサクランボに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

7月29日、中2週で迎えた22戦目は、スパイキュール賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた23戦目は、サッポロ麦とホップ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒンギスから1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中5週で迎えた24戦目は、スリリングサンデー賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた25戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、アルニタク特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた26戦目は、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（9戦4勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた27戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、日高町建設協会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた28戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールデンプライズを差し切れず、4馬身差の2着となった。

6歳（2009年）

8月20日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は小国博行騎手（10戦4勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた30戦目は、ソングオブウインド賞（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（5戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。