パレスチャンピオン（1999年生、母マイルドアイズ）

パレスチャンピオン（1999年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時7歳）と交配したマイルドアイズが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、中央障害23戦4勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

2歳のとき、田口廣から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、西村豊によって840万円で落札された。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月13日、デビュー戦は田嶋翔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたヒカッテル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

1月20日、連闘で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のセンターバイファルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月3日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で田嶋翔騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4歳（2003年）

1月19日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で田嶋翔騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4月27日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

6月29日、中8週で迎えた12戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月31日、中8週で迎えた13戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた14戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月4日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月25日、中2週で迎えた16戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた17戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5歳（2004年）

1月5日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。最後は、勝ったカルストンテイクオから1馬身1/4差の2着となった。

2月21日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（10戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーヨーシーザーから7馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（11戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月19日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（12戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のボストンセイコウに7馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7月10日、中2週で迎えた23戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田嶋翔騎手（13戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月20日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で田嶋翔騎手（14戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤビグレートから5馬身差の2着となった。

12月4日、中1週で迎えた25戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（2005年）

2月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月15日、中5週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2006年）

3月4日、約10か月の休み明けで迎えた30戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のディバイドバイゼロに約11馬身の大差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

3月25日、中2週で迎えた31戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。13着に敗れた。

7月1日、中5週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月28日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた36戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。5着を確保した。

12月24日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のベストグランチャをクビ差制して4勝目を掴み取った。

8歳（2007年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた38戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月24日、中6週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は水出大介騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のラブアフェアーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月24日、中3週で迎えた40戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に沈んだ。

5月12日、中6週で迎えた41戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。