ファムスパーブ（2019年生、母イッツオンリーアクティングダッド）

ファムスパーブ（2019年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「絶世の美女(仏)。本馬の美しい顔立ちより連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時18歳）と交配したイッツオンリーアクティングダッドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2022年の一般C2二。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月10日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2022年）

3月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた3戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月20日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

9月3日、中1週で迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

10月18日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るネオエレキングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったチムドンドンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、一般C1四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のフタイテンロックに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2023年）

2月26日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、6着に入り込んだ。

3月19日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5月21日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた16戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた17戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた18戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5歳（2024年）

1月18日、中4週で迎えた20戦目は、夢前川特別（姫路ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイメキラを途轍もない末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

2月11日、中2週で迎えた21戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた22戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。