マイネトルテ（2008年生、母オリジナルデザート）

マイネトルテ（2008年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋菓子の一種」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリンカーン（当時8歳）と交配したオリジナルデザートが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は滝本健二。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、滝本健二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって525万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（12万×100口）で一口馬主が募集された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月5日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 雪/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

3歳（2011年）

1月30日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5月21日、中5週で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマンハッタンクラブに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月30日、中7週で迎えた8戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、キジトサルヲツレテに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月13日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウトキワに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のダイヤモンドハウスに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

12月25日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したシゲルフクサンジにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2012年）

1月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のタトゥーンを半馬身振り切って勝利をモノにする

1月29日、中2週で迎えた19戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のゲットゼアーをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月12日、中1週で迎えた20戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月3日、中6週で迎えた23戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。