ディアナザール（2022年生、母ドナウブルー）

ディアナザール（2022年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『美しき青きドナウ』を初演したウィーンの音楽堂の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時14歳）と交配したドナウブルーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年の萩ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

7月28日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のモルティフレーバーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

10月26日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったテリオスララに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンフォーエバーを3/4馬身差し切って優勝

3歳（2025年）

8月3日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスの納屋橋特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のオトコギアンパンに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。