ロータリーショウリ（1986年生、母ロータリーエンゼル）

ロータリーショウリ（1986年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグリーングラス（当時13歳）と交配したロータリーエンゼルが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地34戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

1月5日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーワトリプルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた3戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウィナーズサークルに詰め切れず、7馬身差の2着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったサーペンアップに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中4週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大西直宏騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下のガーベラ賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で大西直宏騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

9月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下の鹿島灘特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大西直宏騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の印旛沼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大西直宏騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大西直宏騎手（9戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトチノノーザリーをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

11月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大西直宏騎手（10戦2勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大西直宏騎手（11戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（1990年）

4月1日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で大西直宏騎手（12戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンシーグッズを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

5月4日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の薫風ステークス（東京芝2000m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で大西直宏騎手（13戦3勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた15戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で大西直宏騎手（14戦3勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で大西直宏騎手（15戦3勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり4着に敗れた。

5歳（1991年）

1月5日、中4週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐久騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったザラストワードに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

2月3日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で五十嵐久騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタブロバーネを強烈な末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

6月8日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で五十嵐久騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（16戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタブロバーネに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐久騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（17戦3勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

1月18日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（18戦3勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐久騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月12日、中5週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐久騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐久騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月14日、中5週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（19戦3勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月20日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大西直宏騎手（20戦3勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月11日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（11戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。