ヒシレーシー（2003年生、母ヒシカポーテ）

ヒシレーシー（2003年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋活発な、きびきびした」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時9歳）と交配したヒシカポーテが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の遠野特別(500万下)。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

5月14日、デビュー戦は加藤士津八騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したハイジトウショウに半馬身届かず2着となった。

6月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベローチェに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤士津八騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月2日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤士津八騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

4歳（2007年）

1月13日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤士津八騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月15日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤士津八騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフォーチュネイターをハナ差だけ差し切って2勝目をゲットした。

11月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の遠野特別（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はフォワードダンサーと並んで1着同着となった。

5歳（2008年）

5月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤士津八騎手（6戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

7月5日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は安藤光彰騎手（3戦2勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は加藤士津八騎手（7戦1勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

10月5日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤士津八騎手（9戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。