メイプルトウショウ（1991年生、母ジユニアバーシテイ）

メイプルトウショウ（1991年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時18歳）と交配したジユニアバーシテイが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年のクレマチス賞(500万下)。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

3月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミヤマビゼンに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のファイブコイサンに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた7戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り込んで、最後は2着のタイキフラッシュを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（1995年）

1月15日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた10戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’95セレブレイションカップ（中山芝1200m 外回り晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1000m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた13戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた15戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。