ピンクノミーナ（2014年生、母ペイパーチェイン）

ピンクノミーナ（2014年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ピンクの＋古代ギリシャの貨幣。ピンクの宝の山」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時13歳）と交配したペイパーチェインが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方9戦2勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上C4-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、井高牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月14日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

6月28日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

7月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

8月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアビイロードを鬼脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

10月10日、中4週で迎えた8戦目は、ポッカコーヒーF選手缶賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキュラティフに2馬身半の差をつけて優勝

12月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。