ハードコウセン（1991年生、母ダイナフリーウェイ）

ハードコウセン（1991年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のジヤツジアンジエルーチ（当時8歳）と交配したダイナフリーウェイが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地22戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉田三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

1月9日、デビュー戦は林満明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4月23日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサニーメンデスに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月10日、中1週で迎えた7戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のサルビア賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

10月9日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。17頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

11月26日、中6週で迎えた9戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったポットルーブルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4歳（1995年）

1月7日、中5週で迎えた10戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて16着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた11戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

4月23日、中8週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月9日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の聖護院特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上野清章騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の樟葉特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で上野清章騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

10月15日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で上野清章騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で上野清章騎手（8戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で上野清章騎手（9戦0勝）。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で上野清章騎手（10戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、スタニングブローにクビ差交わされて2着となった。

12月9日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で上野清章騎手（11戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。