ヴァージル（2022年生、母ストームイメージ）

ヴァージル（2022年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時11歳）と交配したストームイメージが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。2024年の福島2歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松浦牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、CHEVALATTACHEによって1,320万円で落札された。

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月15日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトシッキーに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月10日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したポッドベイダーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月7日、中3週で迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2025年）

2月9日、中8週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月29日、中6週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月3日、中4週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたタガノアンファン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスのメルボルントロフィー（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

8月3日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月13日、中5週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したブルクトーアを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（4戦0勝）。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。