マイネルドレスデン（2001年生、母ダイナルーブル）

マイネルドレスデン（2001年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋都市名（ドイツ中東部）」。毛色は栗毛。種牡馬のダンツシアトル（当時11歳）と交配したダイナルーブルが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は坂本正紀。戦績は、中央平地11戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の梅花賞(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本正紀から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって840万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

11月16日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた2戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

12月20日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 雪/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

3歳（2004年）

1月25日、中4週で迎えた4戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキンショーアパッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月8日、中1週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のストラタジェムを3/4馬身振り切って優勝

3月20日、中5週で迎えた6戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

4歳（2005年）

4月9日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

6月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。