マジカルワンコイン（2006年生、母ミシェロガール）

マジカルワンコイン（2006年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「魔法の１枚の硬貨」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時19歳）と交配したミシェロガールが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田上幸雄。戦績は、中央平地7戦0勝、地方14戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C3一。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

9月28日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月30日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

3歳（2009年）

5月2日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月7日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた9戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた10戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

12月23日、中2週で迎えた12戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

1月19日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3月4日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡瀬和幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月1日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で渡瀬和幸騎手（5戦0勝）。6頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた18戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るリュウノクロノスをアタマ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月28日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月25日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。