エムティエース（2019年生、母メアリーズガーデン）

エムティエース（2019年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時8歳）と交配したメアリーズガーデンが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田忠幸。2021年の若鮎賞(M3)で3着に入った他、2021年の若鮎賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田忠幸から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、岩手県馬主会によって660万円で落札された。

板垣吉則厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2021年）

6月6日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジクラウンを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したセイダンシングにアタマ差届かず2着となった。

8月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。