シリンガバルガリス（2020年生、母ライラックスアンドレース）

シリンガバルガリス（2020年4月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ライラックの学名」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時12歳）と交配したライラックスアンドレースが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月15日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のモーメントキャッチに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2023年）

1月9日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

3月26日、中8週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

6月4日、中6週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月3日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったジューンレインボーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

11月19日、中6週で迎えた12戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のゼンノインヴォークをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月24日、中4週で迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

4歳（2024年）

1月21日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。