サンライズソレイユ（2021年生、母ソラリア）

サンライズソレイユ（2021年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+太陽(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したソラリアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2024年のユニコーンステークス(G3)で4着に入った他、2025年の万葉ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ライフハウスによって7,040万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月21日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るジーティースピードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月4日、中1週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したスナークラファエロを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月23日、中1週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた5戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月5日、連闘で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアムールドパリを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

8月4日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

11月2日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの神奈川新聞杯（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた11戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったスティンガーグラスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

1月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（中京芝3000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴールデンスナップを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中7週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの阪神競馬場リニューアルオープン記念（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの潮来特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカフェグランデに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月11日、中8週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシャイニングソードをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月1日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（4戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

9月7日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた18戦目は、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。