ヤマニンバニーユ（2010年生、母ヤマニンスプラウト）

ヤマニンバニーユ（2010年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋バニラ（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンセラフィム（当時11歳）と交配したヤマニンスプラウトが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地6戦0勝、地方25戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2十七。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月24日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3歳（2013年）

3月24日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月8日、中5週で迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

10月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月12日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた9戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた12戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったレイナに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた14戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4歳（2014年）

3月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた17戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月10日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた19戦目は、一般C2十六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月17日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2十八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（9戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したシュヴァルツシルトに半馬身届かず2着に敗北した。

6月23日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（11戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチャーミールルに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月21日、中2週で迎えた25戦目は、鈴木麻優騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木麻優騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月13日、中0週で迎えた27戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月24日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（13戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（14戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（15戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（16戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。