ツヴィンガー（2003年生、母ハシノサライ）

ツヴィンガー（2003年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ドイツの宮殿の名。バロック建築の傑作」。毛色は栗毛。種牡馬のエアジハード（当時8歳）と交配したハシノサライが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方14戦0勝。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

3月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月22日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったインベスターに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

7月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

11月2日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、山野勝也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の京浜急行電鉄賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた5戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

4歳（2007年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2-14 15 16（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

2月2日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、一般C2-11 12 13（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた8戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2-12 13 14（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2十11（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月12日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2-10 11 12（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2-10 11 12（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月13日、連闘で迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

11月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、小杉特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月21日、中5週で迎えた16戦目は、一般C2四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。